夢日記に度数を付与することにした。おそらく現実とリンクしている悪夢と良夢?のバイオリズムを測るためである。-2から+2の5段階とする。(当然)負値が悪夢の方向。

  • -2 焦り、恐怖、、悲しみ、不快感といった悪感情をはっきりと感じる。
  • -1 上記が感じられる。
  • 0 どちらでもない。
  • +1 喜び、愉快さ、エロスが感じられる。
  • +2 上記をはっきりと感じる。

こんなとこだろうか?正直いって焦りの夢より死の恐怖のほうが悪夢度は強いような気がするんだけど、感情のベクトルが違うので並べづらい。質的なところは本文を読めば判別できそうなので感情の強さに一本化する。好感情の夢は最近見てないので見てからキャリブレーションする。

ちなみに昨日のが-1、一昨日のが-2。

勤務先の上司と電車に乗っている。自分は先に降りるのだが、それにあたって彼にこれこれの菓子が欲しい、と伝えるとおれの背中のほうを指差される。他の客が置いていったらしい米菓子の空袋であった。それを拾って彼に渡すと袋はもう空ではなく、彼がひとつひとつちぎって用意してくれる。目的の駅に着いてもそうしているのでいつになったら終わるのだろう、と見ていたらドアが締まってしまった。あまりの悲しさに座席に座って泣くおれ。上司の同役職の男が現れて、慰めのような分析のようなことをしていた。

やや悪夢。アルバイト学生が誰も聞いていないのに何かの実況を続けている。もう定時過ぎたのでますます人は減っているわけだがおかまいなし 。やがて深夜23時とか1時ごろになって……、「 すみません助けてください」と入電。サークルの友人らと小高い丘にいて、周囲に怖い人がいるので帰れないのだという。そんなの自業自得であるから放っておけばいいだろうと思ったものの、夢の力の不思議な目で俯瞰してみると、どうやら怖い人というよりは人の道を外れた者でありむしろ動物に近い。近くの草むらには人間の手足だけが落ちていてヤバそうである。あとから獣が胴体を喰った可能性にも思い至ったけど、その時は半人半獣の仕業としか思えなかった。

悪夢。さもありなん! ビルの中を下って動物の戦士を捜す。下層の階は半ば水没していて薄暗い。打ち棄てられた建物を探検しているらしい。最強の動物とはなんなのか考えていたが、思いつくよりも早く、カバの姿が遠くの通路に見えた。こちらには気づいていない。水陸両用パワー型、間違いなく最強だ、と得心するがカバの独り言が聞こえる。愚かな人間ども云々といって敵対的である。これは衝突になるのかもしれないと身構えて見送ったが、次に出会ったときは極めて友好的であった。サイズもかなり小さく見えた。 上の階はかなり広いものの、障害物が多く、大まかに見ればすり鉢のコロシアムのようである。薄暗く青っぽい。ここにフロアの主がいて、集められた人間を最後の一人になるまで殺していくと宣言されている。やがてその主が現れる。白い毛と黒い肌のマントヒヒのような大ザルである。それがフロアをすごい勢いで回りはじめ、最初の犠牲者を品定めしている。おれは足場を転々として逃げ回る。ダンスミュージックのようなものが流れ、人間たちは踊っている。階段の手すりに掴まって回転し、照明の加減か分身して見える人もいた。最初に狙われたのはピコ太郎*1だった。猿に鋭いツメで引っ掻かれるのである。彼はすぐに中央舞台へと跳び乗るとエアギターを演奏しながら「いた〜い!!」と叫んでのたうち回っていた。

*1:現実にネタを見たことはないが顔は知っていて不思議

焦っている状態と時間に余裕のある状態は両立しうるのか

両立せん気がする……。その狭間の気分の落ちこむ状態のただ中にある。以前に較べて手の動かし方は分かっているからマシ。それも頼りないものだけど。

レイ・カーソン『白金の王冠』

白金の王冠 (創元推理文庫)

白金の王冠 (創元推理文庫)

炎と茨の王女』の続刊、第二巻。

女王の座におさまりこの巻は宮廷陰謀劇になるのかと思いきやまた旅路につくので、そういった話の好きな自分としてはありがたい。為政者、人の上に立つ者となったヒロインには厳しい現実を突きつけるような出来事がふりかかる一方、ロマンスのほうはそんな現実とは別次元のことのように進んでゆく。

世界の謎も明らかになりつつある。門番の話は『オメラス』を彷彿とさせるいい設定。

避妊の薬が物語において一役買っているのは、こういう言い方をするのは微妙な感じもあるが、女性らしい。まあおれにはこんな考えは出せないだろう。

海沿いに建つ寺のような施設にひと教室分解くらいの大人数で合宿に来ている。地鳴りがあって天井からバラバラと破片が降ってきて地震のようでありみなが大広間の畳に伏せる。おれも両隣にいた高校の友人らとともにそうしている。大きな揺れも津波も来ず、伏せたままみな白けたような気持ちになっているが、隣の友人に「いま大声をあげて走り出したらみんなパニックになるかもな」と冗談を言うと、彼はその通り大声をあげて走り出してしまう。そこにいた人間はは誰も反応しないが、彼は気にせずドアから出ていってしまった。もう一人の友人と残り、とてもビールが飲みたくなる。結局自販機で買って戻ってくると友人は何か別の人々と同じ円卓についていた。自分もその輪に加わるが友人の隣の席ではない。

アルバイトがやたら馴れ馴れしくアルゴリズムの相談をしてくる。平面上に格子状に並んだ点があり、それぞれに与えられる力を計算するような話。

いんしょう、という単語の綴りが思いだせず隕障、と書こうとしておかしいなと思う。隕の字も韻のつもりだった。なんとか夢の中にいるうちに印象、と思いだせたところで目が覚めた。