スマートフォンを手放したい脳。ただなんとなくはてブを開いてみたり(そしてひたすら既読の記事を目にしたり)、ソシャゲを起動したり、その切り替えという、 そういう二次的なことをばかりに時間をつかってしまっている。それはけっこう疲れる。
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夜明け前の深い霧と遠くの街灯/ナトリウムランプの光であたりがLIMBOみたいになってた。
ローリー・リン・ドラモンド『あなたに不利な証拠として』
- 作者: ローリー・リンドラモンド,Laurie Lynn Drummound,駒月雅子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 文庫
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タイトルから法廷ミステリかな? とか思ってたけど、ミランダ警告の一部なのね。女性警官を主人公とする短編集。
出来事は決着せず、その中にある心の動きに主眼が置かれるのは、こういう言い方もアレだけど女性的な感じだ。
警察官であれば事件に出会わなければならないわけで、生々しくてちょっと辛くもある。別に盛ってるわけじゃないんだろう。訳もいいのだと思う。
CC
Horizontal pullups 1×10 Supported squats 2×20
それぞれ次の段階へ。寒いので朝やってみた。そしたら暑くて仕方がない。おれも成長しただろうと勝手に思っていたが Horizontal pullups は段違いにきつくて(そりゃそうなのだけど)最初は4回しかできなかった。これ、そもそも場所がなくて躊躇して、その結果間が空いていたのだけど、これはダイニングテーブルを使うことで落ち着いた。心配していたけれど机が倒れることはまずなさそうで、それよりは手がすべって落下する危険性のほうが現実的。しかし長い戦いになりそうだ。
ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー『なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践』
ビジネス書っぽい構成でちょっと肩すかし。とはいえ良いことを言ってはいて、変革しようという強い気持ちがある一方でそれが行えていないのは、隠された「裏の目標」があってそれを達成しようとしている、というよりは支配されているかはである。これがアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態である、というふうに表現されている。 これを崩していくため、4つの空欄をつかって分析をしていく。つまり、
- 達成したい目標
- これは本当に達成したい、価値のある目標であるべきで、「one big thing」であることが望ましい。
- それを阻害する行動
- ここが単に行動であるというのが面白いね。工夫されたポイントだと思う。
- 裏の目標
- 阻害行動を取ることによって達成しようとしている隠された目標とはなにか? これをあぶり出すために、阻害行動の逆を行ったときに感じる不安を書き出してみるとよい。
- それを支える強力な固定観念
- 当人が知らずに当然としているような固定観念にその目標が支えられているはず。足を踏み入れれば危険だと感じるような領域である。
というような項目を埋めたら、阻害行動の逆を行ってみるなどの実験的なアクションを積み重ねることで固定観念を崩していく。認知と行動の両面の変化が重要で、一方だけでは完成しない。この試みは Safe Modest Actionable Researching Testable であるべき。
ざっと示したこの方法論は受け入れやすいと感じた。自分にもできそう。
本の最初に三段階の知性という話が出てきたが、これは根拠が薄いと思った。大人になっても進歩できるってことを言うのはよいけどね。周囲を見てみても、そこは特に心配してないのであった。
なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践
- 作者: ロバート・キーガン,リサ・ラスコウ・レイヒー,池村千秋
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2013/10/24
- メディア: 単行本
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CC
Wall pushups 3×50 Leg raises 3×40
一週間以上サボってても何食わぬ顔で再開するのが継続の秘訣! ようやく第一段階が終わった……。さっさと次に進みたいところだけど、だいぶきつかったのでまだこの段階に留まっているべきの模様。
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ビジネス書って、やたらとエピソードが多い、それで理論が後回しにされる、仕事だけでなく家庭でも使えることを示唆するって特徴のあるやつがあるが、今読んでる『なぜ人と組織は変われないのか』もそんな感じで、前書き読んでると研究の成果みたいな書きかたをしているのに、期待したおれが悪いのだがおまえそうなのか……となる。半分くらい読んだけどおれが何したらいいのかまだよくわかってない。