酒はいわば気分の前借りであって、あの就寝前のもう一口、台所の料理酒を少しずつ口に含むころにはもう首が回らなくなっていることに気がつかない訳じゃないっていうのに。
特別な自分の繊細さ、とか、嫌悪を、クローズドなSNSに表明すると、無言の「いいね!」が後を追い、それでなんとなく受け入れられた気分になって、その日は少し満たされて眠りにつく、というようなエコシステムを俺は嫌いだと思ったけれど、でもこれはこれで…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。