アキバでなんとか狩りに遭った

ヤンキーっぽい男達と目が合ってしまった。
男1「おい見ろよ、あいつid:kejinanじゃね」
男2「マジか」
(しまった、今日はサングラスをかけてなかったから…)
目を逸らして立ち去ろうとしたけど遅かった。肩を掴まれる。
男1「けじなんく〜ん」
僕「な、なんですか」
タイマンなら合気で何とかなるが、3人相手では多勢に無勢だ。怖すぎる。
男1「あれやってよ、あれ」
僕「あれってなんですか」
他の2人はニヤニヤしながらこっちを見つめている。
男1「いっつも日記に書いてんだろ?まっ婚だよまっ婚!」
男がそう叫ぶとスネを蹴ってきた。
僕「ぐっ…」
男1「早くやれよ」
僕「ま、まこと結婚してくれ!」
男たち「ギャハハハ!!!」笑い出す男達。
僕「まこと結婚してくれ!」
男たち「ギャハハハ!」
僕「まこと結婚してくれ!」
男たち「ギャハハハ!」
いつしか僕は本気になっていた。そしてそれにつれ、男達は面白くなさそうな顔をしていた。
僕「まこと結婚してくれ!!!」
男たち「……」
男1「…もういいよ、財布出せ」
もちろん素直に財布を出した。
男1「お、こいつアイマスのカード持ってるぜ!」
男2「超売れっ子だってよ!だっせー!!」
男1「こいつは"没収"だな」!?
僕「ええ!」
口答えしたら蹴られた。地面に倒れた僕はこう言ってやった。
僕「ごめんなさい」
男1「パスワード教えろよ」
僕「…0829」
男1「ぶ!真の誕生日じゃねーか!ほんとに好きモンだな!!」
男達は笑いながら去っていった。周りの人の目を気にしながら僕も駅へと向かった。
泣きながら家に帰ると携帯が鳴った。見ると、やよいからユニット結成メールが来ていた。