不定形の何かと十字砲火

見たら狂ってしまう何かを退治する。2人の仲間を待っていたらゴテゴテのロックマンスーツを着てきた。おれも着た。ブースターでジャンプすると、あまりの出力に天井まで着いてしまった。屋外なんだが。しかもそのあとブースターが利かない。落ちる、と思ったら再噴出した。「30秒に1回しか使えないみたいだね」と仲間は言い、ひどい仕様だと思いながら、皆で屋根から電車の中へ。
電車の床を降りると街がある。一つの建物にモンスターらがいるらしい。一つの面に並んで、照明弾を投げ込むと同時に撃ちまくる。全部倒したと思ったら、半透明不定形の何かがスッと現れた。こいつだ!こいつだ!と思っている間におれの体が変化して、胸の辺りに顔が現れた。おれの顔の2倍くらいの大きさで、彫が深い。これはスタンドみたいなものだと気づく。仲間は右手に同じような人面が憑いていた。不定形のそれはもう居なくなっていた。ゲーム筐体が置いてあったので、金を入れてコンティニューした。
今度は建物を十字砲火する。おれはさっきとは別の面からの攻撃だ。入り口を破壊するとSDサイコガンダムMkIIがいたが難なく破壊できた。今度は不定形のあれは現れなかった。瓦礫の影に外人の男女が居る。女の方は口元にぼかしがかかっていたけど、顔を動かして見ればぼかしの速度が追いつかないので隠された部分も見ることができた。下唇が火傷で膨れているようだった。
二人に事情を聞くと、他の外人の子供が湖に沈んでしまって、救助を天皇に直訴すると言って聞かないらしい。いかんせん前例のないことだからな…と思っているそばでは、はてなスタッフが今日の後片付けをしていた。帰りたいのに男女の話がなかなか終わらず、ジリジリと後退していたら、気づけば5メートルくらい離れた状態で会話していた。
解放されて帰り道、仲間の1人が剣道着でランニングをしていた。「ボウケンブルーみたいで格好いいぜ!」と声を掛けるとおれの携帯で写真を撮ろうとしてきた。