緑のパラソル

母がグリーンのパラソルを縫い、俺はチアガールをやることになっていた。しかしそれが言い渡されたのは当日だった上、チアガールを率いるのは俺の嫌いな体育会系の奴らだった。そんなところにホイホイと参加できるはずもなく、俺はゲームセンターに戻ったのだが、入口付近の全身を使うゲームたちは近付くとアラームを鳴らしてやかましくアピールしてくるためそこでぼうっとしている訳にもいかず、奥の方のレトロなゲームをしていた。水平に持ったアコースティックギターの上にパチンコ玉を置き、傾きを調整してホールに入れるゲームだった。隣では同僚がニコ動か何かの動画の話をしていて、「あのくらい即興で弾けるようになりたいよなあ」と呟いていた。
パイソン3の話にダンコガイが浅ましくエントリを書いていたのだけど、その最後の段落に「プロジェクトの認証に妻のラブ・ジュースを使っていたのだけど、最近出なくなって困った。自分のでも娘のでも駄目だった。困った」というようなことが書かれていてこいつは変態だと思った。