バッタの複製

あるバッタがいて、それが他のバッタから生じたという感覚があった。その後バッタからまた新たなバッタが生じるようだったので見守っているとバッタは動きを止めたまま黒ずんでゆき、もしやこれが沢山の小さなバッタに分割されるのでは、もしそうだったら嫌だなあと思っていると生じた新たなバッタは、もとのバッタよりもディテールが細かくなった同じサイズのバッタだった。そういえばこのもとのバッタを生じた古いバッタはさらにディテールが粗かったなと思った。