ロータリー

酔っていたのか、その場の勢いで、アイマスのライブを一人でやると公言してしまっていた。その時刻が7時半。最初は「歌うだけなんだから簡単だ」と真剣に考えていなかったけど、時間が近づくにつれ心配になり、映像を観て予習していると、振り付けを全く覚えていないことに思い当たって、その準備をする時間もなくて焦っていた。7時過ぎ、バスのロータリーにいたが、辺りはまだ薄暗かったので季節は夏だった。その時刻にその場所にいてライブに間に合わないし、客として来るはずだった人も誰ひとり会場に来ていないことが分かったので、安心した。寝逃げの心境であったそうな。
保健室のカーテンで区切られた空間、男の子が裸の上半身に日本刀を押し付けられていて、刀を持った女の子は、私のことを好きでいてくれないなら三等分にしてやると言っている。三等分したら、彼女は一つか二つを自分のものにするつもりだった。もう一人中にいた子は何もできずにいた。一人はカーテンの外で、何が起きているのか分からないでいた。俺は、峰を押し当てていては肉は切れないだろうと思っていたけど、そこにいたかどうかは分からない。