誰もが「あるある、これはやるよなw」ということを本当にやってみせたうえでやっと始まるのであって、「こういうこと考えるよね」「俺も考えたわー」じゃ何にもなってない。やっとそこから抜け出したとしてもただ、何にもなってな、くなったというだけで、ゼロのラインはまさにそこに引かれていて、その上にきてやっと不器用、無能、非才、未熟と呼ばれるものになる。そしてそうでないものが遥か頭上に居たとして、それを見上げる視線と、これを見下ろす視線とが、平行に交わろうとするので、これが水平なのだと、俺らは錯覚してしまう。