アイマス、ふたたび竜宮問題

友人たちとは軽く話したことだけど、ふたたび竜宮問題。結局のところ、今回の問題で騒いでいた(いる)人達は、自分のなかに物語を持っていなかったのだというのだね。アケが稼働してからもう5年にもなるらしいが、あれに出会ってからこちら、公式お仕着せのストーリーなんかなくたって、おれたちはやってこれたのじゃなかったかい? これでもう終わりだという人は、きっとただ彼女たちを見ていただけの人だ。いちファンとしてそれはあっても、プロデューサーとはそういう人ではないんだろう。「伊織を返せ」と言った人には同情するけれど、彼の世界におのずと湧き出る伊織がいなかったのかと思うと首をかしげざるを得ない。
これは日記だけど、先ごろやっとゼノグラシアを最後まで観ることができたのは、おれにとって心地よい体験だった。アニメになって、声も体も性格も、ねじ曲げられてストーリーを織りなす彼女らを見ていて思ったのは、おれを含めた一般消費者たちのほうがよっぽど悪魔的なことを、それも日常的にしているのじゃないかということだった。恥ずかしながら自分だけに都合のいい世界を、それぞれお持ちなのではないですか。今回の騒動だって全部踏み台にして、新しいお話にできるって思ったろ? いわゆる「公式」なんてのは、百万のファンたちがみんな知ってる昔話(おとぎ話)であって、各々の世界の最大公約数的なものですらないだろう。だから、公式がどれだけ無茶なことをしたって、おれたちの世界は揺るがなくて、またひとつ他人に通じるネタができたと、そう思うだけだ。つらつら。
ということも、真が今回のアレに含まれていないから言えるんだろうなあ……一貫性の無さは恥ずかしい……。と思っていたのが、このあいだ改めて考えていたら、むしろおれは真がプロデュースできなかったほうが嬉しかったことに気づいたのだった!! というのも、おれはやっぱり、他の幾千山千の人間が同じ真と時間を共にするのが許しがたいと思うからだ。だからおれは真をその中に含んだ発表をされていたとしたら、その時いっそ安堵しただろうと思う。これは単に、自分勝手な狭量さなんだけど、それでもおれの中では一貫性をみたと思ったから書きます。
あとここは感情的になってしまうけれど、リストラとか言ってる奴には、まったく、同情も共感もできない。プロデューサーのお通りだ、失礼だろう。ネガキャンをする者は道をあけろ。これで彼女が世界にいなくなったと思うなら、最初からお前の中にはいなかったんだろうよ。


というのを書き溜めていところにちょうどこういうのを見た。

まったくその通りですな。おれはオタクじゃなくてただのネクラですけどね。ちなみにジュピターについては(今のところ)特になんとも思ってない。これについてはのちのち思うところもあるかもしれない。