外出するにあたってカバンを持たず、手ぶら(とはいえケータイ本サイフはポケットに)で出かけたら暖かくなってきたこともあってかものすごく開放的な気分になった。これが俺の求めていた散歩スタイルだ。きっとイライラしたため血の巡りがよくなったのだろう。ここで一句、早春にイライラ認(したた)め巡る血よ。
なんでだか分からないけど、そして切なくなる。「俺の経験と観察によるとこれは恋だ、大切にするべきだ、家に帰ればインターネットの肥溜めが待っているだけなのでできるだけ遠まわりして帰ろう」と思っていたのだけど本屋に寄ったらうんこしたくなったので真っすぐ帰った。洗面所に立ったら鏡を見て一気に冷めた。一体どのツラがそれを言うか?