アイドルマスター2、ファーストインプレッション

ファーストインプレッションだぁ気取ってんじゃねえよネクラ糞豚野郎はいはい。遅れ馳せながら書きますよ。
とりあえずアーケード時代を思い出さずに語るわけにはいかない。あれって何だったのか?まず最初には、否応なく対人戦であるところ。どうしても負ける訳にはいかないから日中、人を避けてオデに参戦したり、そうでなければごめんなさいと心の中で念じつつ圧倒的なレベル差で蹂躙したり。わざと2位に収まって3週目の記者をゆずる、なんてこともしていたよな。それから減衰のあるところ。衰えてゆく人気にもはや打つ手もなく若手アイドルにフレッシュ負けする彼女たちを情けない気持ちで見守る敗戦処理だとか、メールブーストにすがって、ゲーセンに駆け込んだり。そしてこういうことをさせられていたということが最大の特徴、現実を侵食していたことで、アイドルからメールで告げられるままに、ゲーセンに駆け付けてコインを投入するっていう流れが当時はあったのだ。それってキャバクラシステムですよねーって言われても反論できませんが。覚えていますか、真からの絵文字メール。
それを思うとすでに家庭用に移植された時点でもうあの現実との干渉はないし(メールもないんだよなあ……)、リセット可能、金は先払い(たったの数千円だ)なのであの悲壮感ももはやありえない。という風に魅力は削がれていたわけで。俺もファンディスク的な気持ちで買ったわけだしね。ずいぶん抜いた覚えがあるけど
まあそれでもニコ動によって延命・救済がなされたというのは確かで、L4Uなんてのもありましたが、はい。同梱のアニメはよかったよね。アケ時代の時点でアニメ化するならあれで正しかった。まさにああいうものを求めていたという出来でした。今となってはそうもいかなくて超絶かわいいキャラデザでTVアニメ化が進行しているらしいですが……。これには俺も思わず遠い目。俺は老害だからもちろん、そこで死んで思い出になってくれてもよかったんだ。
こういった回顧をふまえて2の話。システムは一新されていて往時のシビアさのないのは当然のことで、まあでもファンを増やしウイークリーランキングを上げていく過程は楽しくて考えるべきことも多くあって、ゲームとしてもわりとよくできてると思う。CDの売り上げを高めていくの楽しいのですよ。ただ恋愛パートというかギャルゲパートは薄く、それぞれに一応ストーリーというものは用意されているのだけど、アイドルランクに代わるものがないためアイドルとの仲を進展させつつの各営業ってのはない(というか今回営業の種類が少なそう)。ランクFからABに至る過程っていうのはもうないんだよね……。トゥルー見てない俺には判じかねるけどまあ、過程を見ていてもそういう印象。そのため竜宮キャラもそんなに冷遇とは言えないんじゃないかなーとか。まあこれは当事者じゃないので正直判断しかねるけど。彼女ら、衣装もダンスもかなりいいんだよ。わりと3人のバランスがよくていいユニットだなーとしみじみ思ってしまう。あと律子さん話してみると意外と可愛かった……ってもともと殆ど話したことねえや!アハハ
ジュピターに関してはもともと悪印象を持っていなかったし、終えてみればやっぱり、根っこから悪い奴らであるはずもないので文句も特になしっていうところ。ただ伊集院お前は表に出ろ。SPから961が出てきて全体のストーリー路線というのもそれなりにやるつもりなようなのだけど、これどうオチをつけるつもりなのかなあ。子安で本当に邪悪なキャラクターというのは想定にないので、どこかしら決着をつけて欲しいのだけど今のところその兆候はないし。
まあ今回もテーマソングゆびきまんよかったし(ごまえーもよかったよね)、やっぱり目玉のクインテットライブは感動的だ。思い出したかのように書いたけどこれはデカいよ。5人用に用意された曲(残念ながら全部の曲が5人でできるわけではない)はみんないい曲なので、これはもう辛抱たまらん。口内炎とかならこれで軽く治るレベルだ。
というわけでまあシナリオも薄いし(期待してなかっただろ?)、ゲーム性でなくキャラにバインドされてる人にとってはじゅうぶん満足いく出来になってるだろう。つまり誰かしらキャラに関してアイマスをこじらせてしまった者と新参についてのことだ。