地球はねらわれている

面白いと思うんだよなあ。人生を作り話に無理矢理おしこめてみればまこと歪な様相をみせるってなわけで、こういう嘘っぽい嘘のほうが、(現実に似せた物語よりも、)おれは好みだ。実際に生きているおれたちには共感できないような異常な世界で異常な行動をとる登場人物がついに見せる人間らしい行動・情動だからこそ、心を動かされるんだろう。たいていの異常な世界では強く願ったもの(もしくは考えつづけるもの)が物語を描くので、それに希望を持ちたくなるのかもしれない。ラノベらしい可愛くて都合のいい女の子が丁度良いバランスで目を楽しませてくれるのもいいと思う。
/電波女について