甲板

親戚の結婚式で、小さな卓を囲んで何やら食事をしている。その店ですべての儀式が行われるみたいだったけどコンビニほどの広さもなくてとても狭くるしかった。その席に親戚でないもの(これはΝといった)が一人いて、どういうことかと尋ねると、近くを通りがかったのでせっかくだからとお誘いしたのだという。
あの花の公式サイトにあるフラッシュゲームには「ひみつのぬけ穴」というコーナーがあって、そこを訪れるとまた別のコンテンツが見られることを、人に画面を操作させながら教えてやる。しかし彼がようやくそこに辿りついていざ始めようとすると「特殊文字は一文字ごとに1000ポイント必要です」とのエラーメッセージが表示される。彼はニックネームに特殊文字を4つ含んでいたので、4000ポイントを通常のゲームプレイで稼がなくてはならないということだった。困ったね、と彼はこちらを見たけど俺は自業自得だろうと思った。Νもそのゲームで遊びたがったがそもそもプレイする環境がなくてずうずうしくも俺にマシンごと使わせろと匂わせるのだった。
アニメに出てくるようなカラフルな巨大戦艦の上で、日なたぼっこする。アザラシと戯れる男がいて、ここからは見えないが何かぽんぽんと出現させてそのアザラシを喜ばせようとしている声が聞こえる。気になったので近づいて見てみるとおもちゃの砲台にバレーボールのような軟らかい玉がいくつか、それからいろいろをポータルから出現させていた。そして俺は自然に甲板のど真ん中に出ていて、ポータルをぽんぽんと開けてその砲台を準備していて、その様子に誘われて俺の好きな人も嫌いな人も顔を出した。つまりここがこの話のクライマックスだった。