#17 真、まことの王子様

好きな人の顔が思い出せないように、むしろ呼吸のしかたを意識しないように、俺はもう、真がかわいいということが実感できないんだ。って思って、本当に俺は何が?何が気に入っているんだろうって、しばし混乱する。一貫した感想がない。勿体ないよね、不憫だよね。ああただ不能になったのかもしれないとも思う。けれど!大きな帽子をかぶってる真はかわいいし、ああいった服を自分で選ぶ真というのは(自分の能力とセンスの都合で)想像の範疇にないので、よかった……(このアニメはその点において毎回良いけどね)。
ストーリーは真摯な態度で考えうる話話に共通する、その無難なところを持ってきたような、素直な話であった。そうだよねまあそうだよね、と、頷きながら、でも膝を打つようなイメージはない。だからといって不満でもない、そりゃそうだそりゃそうだ……。俺たちはずっと、真が王子様で、本当は女の子扱いされたかったってことを知ってるし、それをプロデューサーが解消する(兆しをあたえてくれる)ことも知ってるんだ。そういう話だったんだから。ただ俺は彼女が周囲との人間関係においてどう振る舞うかってことの方により興味があるだろうよ、それはもう俺のワガママというか単に趣味である。し、当番回で敢えてやることはできないだろうね。
しかしEDこれ新曲かな?自転車、挿入歌だったなあ。