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俺を先導して部屋に入った男は見る間に捕らわれ、両脇を固められたまま農薬を吸引させられて死んだ。すぐに俺も同じようにして死んだ。部屋の窓には見学に来たらしい子供たちが詰め寄って畑を見下ろしている(部屋は二階にあった)。畑にはそうやって死んだ人間たちが半身を埋めて、肥料になっている。俺は死んだまま、畑に降りて、穴のそばに倒れ込んだ。そしてもうそれ以上動けなかった。自分から穴に入らなかったのは最期の抵抗だったのかもしれない。