休日

そんなわけでレイトショーで映画を見にいく(昼飯は昨日と同じく目玉焼き。一緒にキノコも炒めた)。さやかマギカ劇場版。よかった。映画館の席につくといつも体調が万全でないことを感じ、腹痛を起こして人に迷惑をかけながら退出することになったらどうしようという思考に陥ってしまい、腹を暖めながら見るのだけれど、気にしながらそうしているあいだ、幸せな描写だとか賑やかな音が鳴ると心配が少しやわらぐような気がする。ビールを舐めるようにして一口飲むとそれで体がへんになってしまうので、ほとんどそれだけしか飲んでいなかったのが、後半になってくると体温も上がってきて、体調を気にせずに飲める。
いい気分だったので帰り道、酒が飲める店に入って、ビールを飲む。それから、まどかの母親がウイスキーのようなものを飲んでいたので、ウイスキーと。大人は酒が飲めるのだという。文庫本を引っぱり出して読んでいると、暗くて目が疲れるようなので、途中から書くほうに切り替える。マミさんとか春香が待っていると想像する。
店を出ると寒くて好もしい。月を見上げるといっしょに星がいくつも見える。宇宙なんて人間には必要もないのに何であるのだろうか。地球が存在するためには宇宙とあの星ぼしが必要だったのだろうか。それはいい考えのように思う。はるか彼方の、誰も棲まわない星にあいさつをする。