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レイ・カーソン『白金の王冠』

★★★★

白金の王冠 (創元推理文庫)

白金の王冠 (創元推理文庫)

炎と茨の王女』の続刊、第二巻。

女王の座におさまりこの巻は宮廷陰謀劇になるのかと思いきやまた旅路につくので、そういった話の好きな自分としてはありがたい。為政者、人の上に立つ者となったヒロインには厳しい現実を突きつけるような出来事がふりかかる一方、ロマンスのほうはそんな現実とは別次元のことのように進んでゆく。

世界の謎も明らかになりつつある。門番の話は『オメラス』を彷彿とさせるいい設定。

避妊の薬が物語において一役買っているのは、こういう言い方をするのは微妙な感じもあるが、女性らしい。まあおれにはこんな考えは出せないだろう。