最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!
- 作者: 藤沢久美
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/02/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まーどうしておれがこんなことをする羽目になっているのかは後日に措くとして。別にこの本をあえて取りあげたいわけではなくて、記録をする気になっただけのこと。
本全体として、例えば副題になっているようなことの一貫したストーリーがあるわけではなく、突然私はこうしてますというような話が出てきもするので(もともとのテイとしては、何人ものリーダーと話したことの蒸留である)ちょっとまとまりがなく感じるものの、個別には感じるところもある。
- ビジョン型リーダーとカリスマ型リーダー034
- リーダーとしてはカリスマ型リーダーを目指しがちだが、ビジョン型というコンセプトをこの本で導入。両者のバランスを取っていくべき、としている。カリスマ型リーダーというのは自ら先陣切ってメンバーの前に立つような人のことだ。牽引型とでも呼んだ方があってそう。ビジョンを語るにしてもカリスマは必要だろうと思うからだ。
- なんとなく働いている人を幸せにするのがビジョン 044
- その人の働きに価値というかストーリーを与えるってことね。これはほんとうだと思う。
- ソニーは凋落してるらしい 054
- この本に限ったことじゃないけれど、たまに固有名詞がでてきて何かの例示に引かれていることはわかるものの、よい例としてなのか悪い例としてなのかわからない、ってことが多い。文脈からこのように判断したんだけど、10年後に見たらどうなってるかわからないようなことを、現時点でのという断りもなしに書かれると、ああこの本の賞味期限は短く想定されているんだな、とネガティブに捉えてしまう。
- 常に考えているから情報を活かせる 072
- 考えるってどういうこと? という話に近い。
- 心配性をつきつめ、ネガティブチェックを尽くせば自信が残る 085
- これは面白い話。encouraging な話。
- ビジョンを外に語ることで自分の中のイメージを自己強化する 098
- そうやって芯を鍛えていくんだろう。カリスマ的だと思う。
- リーダーにとって唯一の仕事道具は言葉 123
- 手を使ってはいけないという戒めでもあろう。スケールしないから。
- 広大な中間地帯をつくる 143
- 敵でも味方でもない中間地帯を作ることが(政治において)大事。
- サウジアラビアは男女で商工会議所も分かれている。その中では女性が男性のサポートをするというような意識もない 157
- これ、へーなるほどって話。この本の趣旨からは離れたところにある面白さだけど。詳しく知りたい。