マリア・V スナイダー『毒見師イレーナ 』

毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)

毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)

毒見役となった死刑囚の少女が指導者に導かれながらさまざまの苦難を乗り越えていく成長譚ファンタジー。みんな無力な存在から強くなっていくんだよね。なんかこういうことを言うのもアレなんだけど、あえて言うけど、女性作家らしいとまた思った。そう思うのは男性的な世界観がおれの主軸にあってそこから離れているから特にそう感じるというのだろうか。ヘイドンのラプソディを思い出したよ。あれはアクメドは結局のとこ相手にはならなかったけど。アメリカのヤングアダルトらしいなと終始思いながら読んだ。ロマンスは少し唐突に感じた。NHKでラジオをやってたのはいま知ったけど、聞きたかったな。