- 作者: 小林多喜二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1954/06/30
- メディア: ペーパーバック
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これ、いつ買ったやつなんだろうなあ。なんか流行ってて本屋に平積みされてた頃のやつな気がする。
話としては面白くないんだけど、当時を描くものとしては興味深い、のかも。それにしても描写が真に迫っては感じられず、政治的弾圧と抵抗の話であれば、たとえば『精霊たちの家』とかは面白かったな。あんま比べるものではないけど。この手の話を読むと、『1984』みたいなディストピアものとよく似てて、となると抵抗は失敗するな……という予感がある。
『党生活者』読んでると当時の弾圧・衝突の厳しかったことがうかがえる。それを思うと今は醜いものこそあれ、のほほんとした時代だなーと思う。こんな状況でよく出版できたな……。