状況によって半強制的に入った定食屋が、明らかに自宅を改造した形で、老人の趣味でやってるやつだと即座に気づく。店の中にも外にもごてごてと小物で飾り立てられていて(とうぜん猫)、やたら厨房は元気だし、さも気さくでしょうとばかりにに客と話しているし、ああ、いつかはおれもこのような店を好むようになるんでしょうかと、震えが止まらなかった。