Rhyme's Reason: A Guide to English Verse, Fourth Edition

Rhyme's Reason: A Guide to English Verse, Fourth Edition

★★★。

Twinkie twinkle little ____

How I wonder what you are

きらきら星の英語歌詞。この空欄に入るのが star なのか stars なのかってのは文法的には決まらないけど、韻のことを知っていれば star しかないなって分かる。これって言わば教養だよね〜となぜか自慢げなおれだが、体系的には知らんなということで英詩を味わう―韻律美の構造 (英文学教材)を途中まで読んでみたのだけど、なんか分かるようなわからんような、というか観賞の本なんだよね。参考にあげられていた? この本を読んでみた。

面白いのは実例として挙げられる詩が本文の一部になっていて、詩それ自身が誌の解説になっているという妙な凝りっぷり。詩は韻のみで構成されるわけではなく(当然だが)、meter(韻律、リズムや拍?)とアクセントが主要な要素になる。この時点でかなり難しくて、なぜならテキストを読んでもリアルな発音がさっぱりわからないからである。そもそも詩というのは書かれるものではなく、声に出して読まれることに焦点があるわけで。ちなみに日本の詩は、俳句などを見ればわかるように韻律のみが主でアクセントは前面に出てこない。

結局『きらきら星』は、trochaic tetrameter (couplet) と言える構造を持っていそう……ということまで分かったかな。韻よりもアクセントのほうが余程大事に見えた。あと翻訳ものでたまに日本語訳された詩が挟まることがあるが、その裏側を伺い知ることもできたのかもしれない。