★★★★。ここで終わるのか……!と言わざるを得ないがどこで終わるわけにもいかない。成長譚ではない物語のクライマックス。とにかく子供が活き活きとしていて、母親が破天荒なのもあるけれど、それと晴天とで描かれている、知らず護られている虹色の日々と白昼の現実。いいとも悪いとも言えなくて、最後の泣いているムーニィに何をすることもできないでいる。クライマックス。最初にはいた一人がいなくなって、もともといなかった一人がいる、そんな関係が遠目にはあることが、なんだかスゴイと思った。