同僚と退勤後に飲もうという話になる。一度それぞれ帰宅してから、これこれの場所に集まること、と決まっていて、すでに日もとっぷりと暮れた中を電車で帰る。帰る先は、15年も前に住んでいた家の最寄り駅。しかし隣の男と確認してみると、そこから飲みの会場にまた向かうには少なく見積もっても1時間はかかる。だいたい会の始まるのが午前1時の計画だったから、これは再び家に戻るのは無理だろうと思って、主催者に不参加というか延期を申し入れる。かれも今日のこの時間に特にこだわりはなかったようで、円満に流れた。

洗い役(?)として女湯に入る! なぜか合法的にそういう役回りを拝受している。脱衣場にはすでに全裸のおれとおれのパートナー(おれは彼女の庇護下にある)だけがいる。周囲にほかの女性もいるような気配こそするものの、姿は見えていない。いよいよパートナーが浴場の戸を開けようとするが、セキュリティのためかとてつもなく長い問答をこなさなければならないようで、交わされる内容も巻物じみていて理解できず、犬のように待っている。