グノーシアの夢見たい見たいと思いながら寝たらなんか違うけどエッセンスは似ている夢を見た……似てるかな? 朝、内向けに書いたはずの文章が漏出していてほうぼうからツッコミを受けていることに気づく。これはすでにゲームが始まっているのである。論説で相手を攻撃するような少人数の戦い。舌戦。この世界に来てから、現実世界ではおれは行方不明か昏睡していることになっている。ここでは現実よりずっと速く時間が過ぎているので、早めに勝利してここを脱すれば問題ないと楽観的だったが、あらためて現実に残してきた人たちのことを思うと不安になってきた。しかし途中で目が醒めたのか、これは夢だと気づくとまた気が楽になった。次の戦いは第三者をゲストに連れてこないといけない。路地裏で中国人の女と出会ったので、彼女を連れていくことにする。しかし戦いの会場までの道すがら喋っているうちに、彼女のボロが出た。おれのことを「パパ」と呼んだのだ。第三者的存在ではなくて何かを知っているということだ。おれはそれに気づかなかったふりをして、この罠を逆手に取ってうまく利用してやれないかと考えている……。(がうまくできなかった。)