2012-12-14から1日間の記事一覧

世界は のろい のか。

プライベートにしすぎた。

「ああ、俺もゆのっちのような美少女だったらなあ!」

オレノフ=ジブンスキーにとって、ユノッチ=スケッチビッチはつねに美少女だった。なので彼がいつものごとく先のような台詞をひとり、彼の住むアパートの一室で叫んでいたとしてもそれは驚くようなことではなかったのだが、このことはオレノフの隣の部屋の…

「先輩。聞いてますか先輩。あなた、あなたですよ。もう」 ——やあ、聞こえてるよ。今日も一日お疲れさま。なんだい。そう何度も言わなくてもわかるよ。きみか。やあ。 その類のことを口にして、返事をする。 「この間作ったご飯が、もう悪くなってます」 ——。…