俺にキャラソンがあてがわれないことは、もう、認めよう。そういうものだと受け入れよう。しかし、俺の日々にエンディング・テーマのないことは? 激しい懸念と深い物思いの果てに一日の終わりが訪れ、いつもの如く期待される通りにその曲が流れだすと、具体的・現実的な側面が削ぎ落とされて、ただその時の思いと、次回への期待だけが膨らんでいく、そうして視界が閉ざされる、そんな歌なんてのが……。