楽しみと悲しみは分けて考えよう。誉れが恥をすすがないように、二つは表裏一体ではない。いっそ対ですらない。それぞれ別個のものとしてそれらは日常にあって、ただ、一方が心を支配するときもう一方は見えていないだけ、楽しみはいつもそこにあって、消えてはいない。悲しみも決してなくならない。