宗教おじさん

ブックオフで日焼けした薄い冊子を買って、ベンチに座って読んでいた。中身は前に触れた「高校生のための〜」の続刊4冊目で、内容はそれまでと少し違っていて作文の技巧的なところについての本なんだが、その中の文例のうちの一つを抜粋したものと、その解説が冊子になっている。これはどこかの高校の期末だか中間だかの試験問題の過去問が、古本屋になぜか置かれていたのだった。その文例がなぜか宗教がかっていて、それも新興宗教であったので、俺の予想したとおり、宗教おじさんがやってきて、隣に座った。