メタかんな

メタかんなづき問題。どこかの国の何かの大臣がバラバラになって発見されたらしい。国民は衝撃を受けています、というがおれだってビックリだわ。どんな仕事をしていても、ある日バラバラになって終わる人生もある。いや、バラバラになったときではなくて、発見されたときに終わるのだ。お茶を淹れながらそんなことを言っている。ぜんぶ独り言だ、誰も聞いてないけどね、とすら言っている。メタかんな・メタかんなづき問題。私にそれはわからないと思う。けれど、聞き覚えがある気はするんです、と言うと気のせいだろうと返される。私は最後までココにいられるんでしょうか、さあね、というのは最後なんて確としたものではないからね、ただ君の身体の中にある反響が、きみをそのままにしておくことはできないだろう。しないだろう。