魔道師の月 (創元推理文庫)

魔道師の月 (創元推理文庫)

★★★。読んだー! このクオリティの日本語ファンタジーがリアルタイムにあるのは、よいことだなあ。キアルスについて初登場時からえらく細かいかつ不明瞭な背景が書かれてるなと思ったらやっぱり前作登場のキャラクターだった。だいぶ前だったから完全に忘れている。次も忘れていないようにいまメモっておきたい。レイサンダーとキアルスは直感と論理の対だったのかい? と最後の描写をみて思ったことだよ。二人が出会って、暗樹を一旦しりぞけてそれで終わりかと思いきや、その後帝王の話が続いたのでテンションの維持が難しかった。 前作との比較でいうと、時代を大きく前後する流れであるのは同じである。楽しいね。魔法による戦闘描写が鮮やかなのが前作のよさだったと記憶してるけど、それは今回あまりなかったな。あと固有名詞のセンスがあわないのは同じく。