『合本俳句歳時記 第五版』と『コズミック 世紀末探偵神話 (講談社ノベルス)』を買ったら後者のほうが分厚かった……。ちまちま読んでるが、評判を聞いてしまってるので半分くらい読み飛ばしてる。たぶん本という密室に閉じ込められた被害者を殺しているのは読み手……なんて話なんじゃなかろうか。これもどこかでそんなの見かけたんだっけ。
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★★★★! いやあー、もろもろ買ったうちの一部。2巻で読みさしていたのを、一気に読んでしまった。そうなるんかい! と心でツッコミを入れつつ、四郎の心のゆくえを存分に追わせてもらった。四郎をとりまく世界は、広がったようで、そうでもないような、だけど前進はあった。おれは手紙を読んではじめて、未来がひとりの人間なのだと、ようやく理解できた気がする。それまではなんだろうな、四郎の目線で見た未来の描写しか(とうぜん)なかったので、そうだったのかもしれない。
これをそれなりにすんなり読めているのだから、おれも大人になったということだろう。
自分はクズじゃないかって思いつめて、だけどクズの見本みたいな父親の言葉に救われる。なんかいびつな構造があって、だけどそれが必ずしも解決して終わるわけじゃなく、いろんなことを飲みこんでいく、というのが、この物語の進みだった。
この本を読んでいると、広島の描写がなぜだか真に迫っているようで、広島にいたことないんだけど、とくに2巻まで読んでるときは、自分が広島に住んでいたかのような気分にすらなったのだった。
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きのう
目覚まし前に起きる。起きたらすぐに動悸。かなり厭な心理状態。外に出て雑草を抜いていると気が紛れることが分かる。散歩3回。
白つつじこころのいたむことばかり(安住敦)
きょう
目覚まし前に起きる。動悸を確認するが穏やか、徐々に動悸高まってくる。がきのうほどではない。現実の問題は解決していない。雑草を抜く。
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今日は休日だというのに精神がSOSを発していたので、急遽散歩。物理的なシェルターがないというのはかくもある。そこでこう思ったのだった。
- Elasticsearch の本を読もう。(ナントカて無料)
- 蜘蛛の季語を詠んだ俳句を探してみよう。
何かしら、心を現実以外に開かせる装置が必要。
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毎年毎月がピンチだと思うが、今年は慢性的かつハイレベルなピンチ状態だなと思う! 死がある!
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在宅だと逃げ場がないのはすごくすごくすごくすごく問題に思う。身体が震える。