合本俳句歳時記 第五版』と『コズミック 世紀末探偵神話 (講談社ノベルス)』を買ったら後者のほうが分厚かった……。ちまちま読んでるが、評判を聞いてしまってるので半分くらい読み飛ばしてる。たぶん本という密室に閉じ込められた被害者を殺しているのは読み手……なんて話なんじゃなかろうか。これもどこかでそんなの見かけたんだっけ。

そんでFFX、終異体を倒せなくて置いてたのを思い出していたので再チャレンジ。全滅するとイベントシーンからやり直しなのでだるいのだが、結局ヘイスガかけて、やたら持っていた炎の魔石を投げ続けていたらあっさり勝ててしまった。キマリもユウナも出番はなかった……。一度目はなんか両手の剣でなぎ払われてなすすべもなく全滅したのでギャップがすごい。リュックは便利なんだなと知った。

FF7Rクリアした。やってる最中はなげーはよ終われ〜と祈ってたけど、終わってみるとなかなか楽しかったな。オリジナルのFF7も配信されてるのでこちらでもよかったな……と思わなくもないが。だいたい、据え置き機でゲームをクリアするって体験自体がかなりの久しぶりでもあって、すこし寂しい。かといって2周目するほどヒマでもないが。とにかく世にクソ攻略サイトの跋扈していることを感じる。みんな滅んでくれよな!

★★★★! いやあー、もろもろ買ったうちの一部。2巻で読みさしていたのを、一気に読んでしまった。そうなるんかい! と心でツッコミを入れつつ、四郎の心のゆくえを存分に追わせてもらった。四郎をとりまく世界は、広がったようで、そうでもないような、だけど前進はあった。おれは手紙を読んではじめて、未来がひとりの人間なのだと、ようやく理解できた気がする。それまではなんだろうな、四郎の目線で見た未来の描写しか(とうぜん)なかったので、そうだったのかもしれない。

これをそれなりにすんなり読めているのだから、おれも大人になったということだろう。

自分はクズじゃないかって思いつめて、だけどクズの見本みたいな父親の言葉に救われる。なんかいびつな構造があって、だけどそれが必ずしも解決して終わるわけじゃなく、いろんなことを飲みこんでいく、というのが、この物語の進みだった。

この本を読んでいると、広島の描写がなぜだか真に迫っているようで、広島にいたことないんだけど、とくに2巻まで読んでるときは、自分が広島に住んでいたかのような気分にすらなったのだった。

きのう

目覚まし前に起きる。起きたらすぐに動悸。かなり厭な心理状態。外に出て雑草を抜いていると気が紛れることが分かる。散歩3回。

白つつじこころのいたむことばかり(安住敦)

きょう

目覚まし前に起きる。動悸を確認するが穏やか、徐々に動悸高まってくる。がきのうほどではない。現実の問題は解決していない。雑草を抜く。

今日は休日だというのに精神がSOSを発していたので、急遽散歩。物理的なシェルターがないというのはかくもある。そこでこう思ったのだった。

  • Elasticsearch の本を読もう。(ナントカて無料)
  • 蜘蛛の季語を詠んだ俳句を探してみよう。

何かしら、心を現実以外に開かせる装置が必要。

耳刈ネルリ拾遺

耳刈ネルリ拾遺

★★★★。いまはなんでも電子で買えるようになって、いいねえ。電子の神様は何でも電子って名づけられることに泣いてると思う。なんでも電子って言うのはおれのちょっと上の世代が最後だろうけどな。『ネル島渚』は、、、よかった!

先生とそのお布団 (ガガガ文庫)

先生とそのお布団 (ガガガ文庫)

★★★。オフトンオフトン! 酒を飲んで気持ちよくなったときにまとめて本を買った機会があってその中のひとつ。ほとんどファンブックなのではないかと思えるくらい。作中の作品が現実のそれと明らかに一対一対応するので石川博品という人がこんなことを考えてこんなふうに書いていたのか、と知ることができる。『狩猟の哲学』、『百合物帳』に出てきたよなあと思ってニヤリとする。『ベティ・ブルーって呼んでよね』に近い。 あとわずかに登場する女性は桜庭一樹だよな。赤朽葉家の伝説はなんかわかった。