グノーシアの夢見たい見たいと思いながら寝たらなんか違うけどエッセンスは似ている夢を見た……似てるかな? 朝、内向けに書いたはずの文章が漏出していてほうぼうからツッコミを受けていることに気づく。これはすでにゲームが始まっているのである。論説で相手を攻撃するような少人数の戦い。舌戦。この世界に来てから、現実世界ではおれは行方不明か昏睡していることになっている。ここでは現実よりずっと速く時間が過ぎているので、早めに勝利してここを脱すれば問題ないと楽観的だったが、あらためて現実に残してきた人たちのことを思うと不安になってきた。しかし途中で目が醒めたのか、これは夢だと気づくとまた気が楽になった。次の戦いは第三者をゲストに連れてこないといけない。路地裏で中国人の女と出会ったので、彼女を連れていくことにする。しかし戦いの会場までの道すがら喋っているうちに、彼女のボロが出た。おれのことを「パパ」と呼んだのだ。第三者的存在ではなくて何かを知っているということだ。おれはそれに気づかなかったふりをして、この罠を逆手に取ってうまく利用してやれないかと考えている……。(がうまくできなかった。)
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要は、心を痛めることはおれの仕事じゃないってことだ。今週の終わりが近づくにつれ思考がゼロ水準に近づく感覚があって、おれはこんなに笑えたのか、という発見がある。他人との会話への障壁を低く感じる、未来の曖昧なことを考える余裕がある。等々。おれはあいつと話すのが嫌だったんだ! ということを知る。
グノーシアはいよいよ100周を越えてクライマックス間近。15人スタート、グノーシア陣営で最終一対一で勝利する状況を狙って! 作れたときは少し感動した。ンフンフンーフ。要はおれの仕事は心を痛めることじゃないってことだ。
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コツコツと時間をやっつけていったのでご褒美の終末論。何もないけれど▼今週は10人からの人間とサシでお話してたしそれ以外の時間は3人以上で話してた。その間にゴースト汚物島を平定したおれ。楽しいゲームだったな。まずクリアまで漕ぎつけたってのが表彰モノじゃん。オープンワールドゲーは寄り道多すぎてグローバルな進捗が出なくなる傾向あるけど、ツシマは意外と寄り道させないのか、一つ一つのクエストがあっさりしてるのかでメインクエストを進めやすかった気がする。石川先生と政子殿は終わらせたけどな。最後のほうでやたら固い雑魚がおると思ったらコトゥハーンだった。くないが当たっていつの間にか巻き込まれてたっぽい。終盤は一騎打ちで全く勝てなくなって辟易したけど、アクションゲームとしてはまあまあヌルい部類だったのだろうなー。と、言いつつ結構死んだけどリトライが楽なので何度もやれる。そしていよいよポケモンでもやるか、イシカワ……サイトウよ、と思ってたが、グノーシア。これを買っちゃったね。いやー楽しいよ。久々にハマってる感じがする。
グノーシア ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
ボードゲームやる友だちおらんからね。こういうのをやっていこうと思いますけどね。30週くらいやったとこ。最初はわからんよコレ、となってたがだんだんとキャラクターのキャラクターが分かってきた。ラキオとしげみちは吊られすぎて笑う。クルルシカ、夕里子は怖い(固い)のでグノーシア勢やるときは真っ先に襲撃したい。オトメは意外と?指摘がロジカルでたまに何言ってるか分かんない……。あとコメットは衣装がエロい!!!なんとかしろ!このゲームの欠点は酒飲んでたらできなくなるところだ。
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デモチベーターよ! この週末にクソダルい、なんだろ、相談ごと? というテイの挑戦を送りつけてきて、お前それをおれに強いるのか。お互いの時間を削りに削って最後を見届けようというのか。この仕事をやっていて思うのはあたかも感情のないふりをして生きていくことを求められている。いやホントは誰も求めていないけどおれが身を守るためにそうしなくちゃいけないと思いこんでいる。感情があったらこんなことやってられはしないのよ。能力がないと指を突きつけられ続ける日々。そんなおれのもとにやってきたんだよ、なあ! 鼓膜ピクピク。左耳がピクピクして……。本当はキラキラと輝くものがやってくるはずだったのに。まさか鼓膜がピクピクするなんて……。ほんとうに精神に連動しているかのようなこの挙動。さりとて歩まぬわけにもいかず一行一行読むの。お手紙。酒があってなにより。
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いまが秋なので秋しか読んでない。きっと短いエッセーの塊で、読んでもあまり実入りはないだろうな、などと失礼なことに(!)想像していたけど、面白い。気楽に読める。序文に子供や若者は季節と一体化しているから季節感など持たなくてもよいのであって、依るところのなくなった中年が俳句に傾倒しだすのだとある。そんなこと言われると悲しい気もするが、合点はいく。
- 作者:若桑 みどり
- 発売日: 2005/04/01
- メディア: 文庫
文章がよい。「少なくともある時期までは画家は思想を伝えるために描いていた」それ自体がおれにとっての発見だ。『お姫様とジェンダー』の人なのね。本棚にあることはわかっていて読んでいないのだけど。
たとえそこに描かれた思想や信仰が今は滅びてしまい、意味を失ってしまっているとしても、絵は残ります。絵の生命は死ぬことは なく、古びることもなく、それを人が見て美しいと思うかぎりつねに現在です。それこそが芸術のほんとうの力なのです。
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ホマレイズデッドオンザビーチ! 今月もまた自信がなくなったり傷ついたりしているので、元来おれはどれだけタフだったのかと思う。これだけダメージをうけてもまだ削れるものがあるとは。
夢で飛行機に乗っていて、ビルの立ち並ぶ薄暗い都市を低空飛行している。窓から外を見ると、空中のなにもないところから水が流れ落ちていて、それがまた空中で渦を巻いてどこかに吸い込まれている。飛行機の中も薄暗くて、修学旅行生みたいなのがいっぱいいる中におれはひとりぼっち。別の飛行機から? 空中を女性が泳いでやってきて、慌てた様子で言うことには、この飛行機の中には適合するエネルギー的なものを持っている人が一人もいないらしい。つまり飛行機の燃料がないってことで、この飛行機はきっともう飛んでいけない。
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おれは今日も傷ついている。生活の仕事のいろんなことがおれを超えるスピードで通り越していって、そのたびに食えない現実に圧倒されている。翻弄されている。だからおれの関心ごとは、この収支がいつか合うのか? ってことだ。傷つき落ち込む人生を送った最後にいっぱい報われるのか? そうでない人間と較べて? そうであるに違いない、これは祈りだ確信だ。いや実は報われていたのだと最後に分かるだけなのかもしれないけれど。
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ただ早寝してるからかもしれないが、寝所が変わると例によって朝勃ちする。それが世の常ってやつだ。身体を乾かしながら(べつに濡れてはないが)窓の外を見ると団体客がもう朝食をとっていて、一人がこのあとの流れを説明している。バスに乗るとかそういうことだ。夜には飲み食いしていた場所に朝が来て、そこからまた一日がはじまっている。らしい。そんな様子をおれは眺めているだけ。
はげあたま四つ並べて虫の朝