死ぬ順番・慰め

あらすじ:その建物に集まった人間が一人ずつ死んでゆくという一連の事件が進行中で、前回のセッションを賢く生き残った者は、予め届けられた複数の赤い桝に何らかの意味を見いだしていたらしい。(桝をひとつも貰えなかったいとう/のいぢは真っ先に死んだ。)で、俺たちの番となり、枠は12くらいあるのに人間は10人いないので、死なずに済む可能性もあるのだった。5%の確率で死ぬくらいの感覚で、理性的に考えればこれに乗る理由などないが、そういう訳にもいかない雰囲気があった。よく分からないルールで同僚がルーレットを回し、それが何かの三桁の数字を示した。おれは何も分かっていないのでただ眺めているだけである。もう一度それが回されて、別の数字が出て、同僚たちが名札に書かれた自分の数字(それぞれ 7 と 8)を確認して安堵のため息をつくので、俺の数字は 11 番なのですけどどうなのですかと訊くと、表情を固まらせて、言葉を濁す。話を聞くとどうやら俺は最初のルーレットで死ぬはずだったらしく、彼らはとりあえず生きているから大丈夫だよと要領を得ない慰めをしてくれるが、そう優しい言葉をかけられるのも情けないし、かといって、いいえ死にますとも言えないのでますます惨めになるのだった。
起きてから、夢が直接的すぎて暗喩にすらなっていないのでうんざりする。