ウィリアム・ゴールドマン『プリンセス・ブライド』

おれの手にあるのはもっと素敵な表紙だけど。Amazonによると2008年に購入したものらしいので10年近く放っておいたことになる。おれにもそんなに歴史がついたのか……と思うが。そんなことはともかく一気に読んだ。目次をパラパラと見て、次のページをめくったときに赤のインクで書かれた「プリンセス・ブライド」、これを見ただけでおれは感極まってしまってなんでこの表紙を見るところまでたった数ページを読むことすらしなかったのか、おれは、と自分をなじり、そして読みの中に入っていった。わたしだ。面白い。ファンタジーと物語。その世界を余すところなく感じた! 冒険譚。英雄譚。愛の物語。そして物語の物語。軽妙な語り。

最後はよくわかんなくなってきたんだけどとにかくよかった。