★★★。まさに疲れまくってるその瞬間に読んだのであまり頭に入ってこないのだが。医学的な専門家ではなく、実地で積んだ経験から語っている。

  • 疲れはムリ・ムダ・ムラから来る。
  • 疲れを回復させないでいると、やがて「2倍モード」「3倍モード」に入ってゆく。通常の2倍、3倍のストレス耐性になり、回復にもそれだけかかるということ。3倍モードになるともう鬱状態だ。指数的に2倍モード、4倍モードとするほうがスッキリするだろうのでそう読み替えた。
  • ムリについて。
    • 答えのない、明快でない問題に対峙して、頑張りすぎず自分を許せる「大人の心の強さ」を持つこと。やり遂げる、あきらめないことを美徳とする「子供の心の強さ」にアドオンする(自分を変える訳ではない)。
    • 短期決戦で解決しようとする癖があると、ムリがきやすい。
    • 頭脳・感情労働による疲労は、自覚しにくい。
    • モニタリングすべき指標を定めて、客観的にムリの判断をする。
    • 何よりも睡眠。それと、動的でないストレスケア(運動や遠出ではなく、読書や詩作など)。静的なケアは効果が出にくいので、育てておく必要がある。
      • ゲームやスマホに飛びついちゃうのも、回復を妨げるのだろう。
  • (感情の)ムダについて。
    • ここは怒りが取り上げられていている。あまり心当たりがないが、瞬発力のある感情を、手順でもってコントロールする。
  • ムラについて。
    • 過去の失敗経験、慢性的なエネルギー不足から、パフォーマンスが落ちる。
    • ストレスには3ヶ月、1年、10年ものがある。コップにヘドロのように溜まっているものを、流してゆくイメージ。ずっと流さずにいると、固着してしまうということだろう。10年ものはその類。そのぶん、キャパシティが減っているのだということ。
    • 年間の業務予定表を作り、ストレスを見積もる。その際、疲労回復期間を設ける。