甲子園って

盆に親戚が見ている後ろで、何が面白いんだろうと思っていたけど今やっと分かった。選手の生徒たちより年下では分かり得ないことだったんだ!こうこうせいの晴れ舞台だ!ちわきにくおどる勝負だ!揺れるスカーツ!チアガールズ!今となっては何人たりとも取り返せない青春*1のオープンハイスクールだったんですね。
勝負はいつだって僕らを若くする!俺も思い出す、まっ黒になって白球を追いかけていたあの日々。セーラー服ときみの笑顔はぼくをどぎまぎさせた!自転車できみを駅まで送って、立ったまま用もないのに話し込んだ日の風呂の気持ちよかったことだ。制服からのぞく二の腕に勉強どころじゃなかった図書館じゃないか!きみを汚したくなくて手もつなげなかった花火大会じゃないか…
こんな思い出を俺は一体どこに捨ててきたと言うんだ?東京にも夏が来た。なのになんだ!きみを探しても、いるのは猫と錨だけじゃないか…。だから東京は仏滅だっていうんだ、今日も明日も!たぶん明後日も…。

*1:あー、また言っちゃった