豚のブランコ

草っ原の上で行われる結婚式を眺めていたら、正装した少年と少女が死んだ豚の半身を空から吊り下げたブランコに乗り漕ぎだした。スピードを上げていくと遠心力が増大し参列者に血や内臓が降りかかる、異様な光景を当然のように結婚式は進行してゆく。隣に腰掛けていたあにぃが「これがカバルの結婚式だ」と呟くので、カバルって何、と訊こうとしたところで目が覚めた。