鎖骨

コンビニを出て会社の人と、もう一人の同僚が出てくるのを待っている。視界の右端にヤンキーがいて楽しそうに話している。自分は大人だし彼らにこちらを馬鹿にする様子もなくて、気にせずもう一人を待っている。夜である。ヤンキーのひとりがこちらに向かって大仰に敬礼して、自分たちをホテルに案内すると言う。それにはある犠牲が必要だとも言う。三人目が買い物を済ませるのを待って、ついて行くことにし、コンビニからもう一人、旧友を呼び出した。何も知らずに出てきた彼の両肩を一人が正面から捉えて、ひとりが右手に力をこめると、彼の鎖骨が折れる音がした。以前も彼は同じ鎖骨をやっていて、これがソフトバンク新書のやり方か、と内心怒りをたぎらせながら、そのホテルへ向かった。
起きたら頭の中に、dekaimu.cc(でかいむし)というドメインが残っていた…