子供が遊ぶようなジャングルジムを登って、天袋のような狭い空間、白くて無機質な印象を与える空間を四つん這いに通ってその先に。大きな家の勝手口を上ったところに着く。壁際に雑多なものが置いてあって生活感が強い。おれがいるところから見ても三四個はドアがあり、それで大きな家だと思ったのだが、その一つは台所らしい。すごく太った女が水着を着て立っている。

暗闇の中、崖の上から敵兵に向かって矢を放つ。手応えがないので照明弾を打ちもする。崖から館の方へ戻るとお偉いがたが飛び出してくるが、結局、敵に動きはないということがわかるのみである。館の前の小石の敷き詰められた庭で猪と戦う。おれは槍を相手の肋骨の間に突き刺しているが相手が実は人間である気がして捻じりこむことができないでいる。

どこかの駅を降りると田んぼと住宅地が接しているくらいの田舎。メートル級に太い帯に覆われているので、目的地がよく分からない。