隣の部屋に美人女子大生が引っ越してきていて、そこにテレビの取材が来ている。ガラの悪い男が「これ、TV局から」と何か袋をくれた。彼氏いたんだな。「何の取材ですか?」と尋ねると「関係ねぇだろ!」と怒ってしまったので、後で「僕、何か嫌なこと言いました?」と謝っておいた。
巨大な建物から脱出する。弟分はオペラホールの高い所で立ち往生しているが、俺のピンチには駆け付けますよ、と言う。H先輩は先に脱出しているので、それを追って地下道を駆ける。いくつかのトラップをこえて地上に出たころにちょうど先輩と落ち合うことができた。久々に会ったからか何だか嬉しそうだ。「けじなん、『自衛隊少女あさみ』って知ってるか?」「いえ、知りません」そう答えると本屋に連れて行かれた。マンガ文庫だ。ちょっとふくよかめの、ウェーブのかかった金髪の少女がオーバーニーを穿いている。背景は実写だ。どうも航空自衛隊を擬人化したものらしい。「面白そうですね」と言うと先輩は訝しげに「そうか?1人で日本を守るんだぞ?1人で」そっかー、自衛隊そのものを擬人化してしまうと1人で防衛しなきゃいけないんだなぁ。