夜の写本師 (創元推理文庫) の感想がDropboxから出てきたのでサルベージ。曰く、

久々に読む、日本人のファンタジー。とはいえ異世界風である。主人公のカリュドウはじめ、なんか固有名詞の音(おん)の感じにいちいち違和感があるのだが、どこかの言語をベースにしてるのかな。

話は凶悪な魔術師に対する復讐譚で、世界観の広がりを感じさせて面白い。続編もあるよ。それよりもこの本にというかこの著者に特徴的なのは、魔法や戦闘のシーンじゃないかな(意外だった)。魔法の戦いは何度かあるのだけど、これが派手で、かっこいい。といってバトル漫画みたいなものを想像されると困るが、魔法ならではの奇想とテンポのよさがとても良い。ビジュアルが意識されてると思う。