系統樹思考の世界 (講談社現代新書)

系統樹思考の世界 (講談社現代新書)

★★★。ふーむ。おれが読みたかったのは何だろうか? 系統樹を描いていくことのアートとセオリーだろう。この本が語るのは歴史的背景とか科学的立ち位置のようである。科学史かな。それにしても書いたり語ったりすることが好きなようで、プロローグの4節は「メビウスの輪――さて、これから彷徨いましょうか……」とタイトルされていた。 時間化された系統樹は存在(パターン)から生成(プロセス)へ。