あー。
結局5年あまりも続いていた。この日記をマトモに書き始めたくらいからの付き合いだったから、まさにこの日記の裏にはそういう人間関係が流れていたのだ。そういう観点からもう一度読み直してほしい (何かが得られるとは思わないけど)。
本当に身勝手な女だった。俺が他の女の子と話せば怒るし、彼女の思うように振る舞わない (なんであんた楽しそうにしないの?) と怒るし、絶対に起こしてくれないくせにデートに寝坊すると怒るし。彼女のおかげで俺の大学生活はメチャクチャになった。所属していたサークルとも、いくたりかの友人とも疎遠になった。たまに拗ねては別れようと言い、俺が素直にそうするか、と応えるとなんでそういうこと言うのとかまた怒るのだった。朝起きるとベランダに、彼女の家に置いていた一式が宅配されていた、なんてこともあった。だいたい2006年くらいまでの日記に出てくる「あなた」は彼女のことを指していたと思うのでそういう観点で見るとおもしろいかもしれない。(http://d.hatena.ne.jp/kejinan/20061109/1163077300 に代表される。) もろもろ、もろもろ、そのワガママに俺が耐える事態というのが日常的に起きていたのだけど、それでも俺が耐えてこれたのは俺の忍耐力と求道心のなせる業だったし、こんだけのことを我慢してやれるのは、彼女を幸せにしてやれるのは (せめて不幸から脱出させてやれるのは)、俺だけだという自負があったからだ。思えば最初からそれは恋ではなく、情だったのかもしれない。てかそうだ。云々。
なんにせよ、俺以上に人付き合いの苦手な、生れ持っての不幸体質の彼女を好いてくれる人ができたことを本当に喜ばしく思う、けど同時に悔しいとは思うものだなー (娘を取られたという気分に近いのかもしれない)。いつからか俺の人生の目的は、この可哀想な女の子を幸せにしてやる、というものになっていたのだと思う。こいつの相手をしてやれるのは俺だけだ、っていうね。
寂しいけど、不安定な状況にケリがついてよかった。金は自分のために使おう。