先週は日記を書くことができない精神状態で、マジでどうしようと思っていたんだけど、とりあえず回復した。原因の40%くらいを解消した。割合はともあれ回復したということが重要である。その間精神がどうであれ生活は滞りなく行われるのは有難くもあり迷惑でもあり。
何が俺の中で起きていたのかというと、不安になっていた。ひとつ激しく心に懸けられたること、その不安に思うことが閾値を超すと、それが維持されてしまって、もはやその原因を想起せずとも、生活に漠然とした不安がずっとつきまとう。恐れ怯えて待つような日々に価値はない。何の糧にもならず時間だけを食いつぶしていく。声を出すとか、何か活動的なことをしてみたり、酒やコーヒーを飲むととりあえず気は紛れるんだけど、根本的な解決にはならない。目が覚めたときはじめに感じるのが不安だってのは、嫌なことだ。頭の後ろや二の腕がチリチリするみたいなあの感じはなんなんだろうなあ。たまんねえっすよ。しかし酒のおかげで、寝るときに「明日も不安になるんだろうな」と不安に思うようなことはない。酒が飲めなかった時分には寝ることすら恐しかったから酒は偉大だ。
憂鬱はいいけど不安は駄目だ。憂鬱は体を重くしても思索を深くするが不安は何もしない。どんな平凡な想起も不安によって台無しにされ(こうでなければ気楽だったのに)、直視すれば杞憂すら本当のことになるような気がしてしまって日記も書けない。不安は嫌だ。世界に対する不安の話。