おれにはぜんぜんわからない。なにもよいと思えない。おれにとってはおれだけがよくて、おれでないものにとってはおれでないものがよくて、世界は交わっていない。生活はそこにある。逆に生活を信奉するのもいいのかもしれない。一種の悟り。