道端の草がナヨクサフジなのかカラスノエンドウなのか、5月が気になる。

老人が自然を詠みだすのは自分の内に拠るところがないからだと坪内稔典が言っていたが、ほんとコロナとか戦争とか、そういうニュースに自分のことばを委ねていくのは老人に芯がないからだろう。おれもやがてはそうなる。いまそうなっていっている。