今朝目覚めたとき、ふと時計を見て火曜日のTと表示されていることに強烈な違和感を持つ。今日は月曜日のはずでは……と感覚を観察とを突き合わせているうちに、ものすごく寝過ごしたのではないか? と気づいてしまってたいへん慌てた。もちろんそんなことはなくて月曜日はただ流していただけだったようだ。

これをAudibleで聴く。ミステリは耳で触れるときでも一日で聴いてしまうな。NHKのラジオドラマでもやってたらしく、聴いてみたかった。有名企業の最終試験の六人のグループディスカッションに(意味的な)爆弾が持ち込まれ、というあらすじなんだけど、どうやってディスカッションが進むのか、内定を勝ち取るのは誰で犯人は誰なのか、残されたメッセージの内容は、示唆するところは……と気になるポイントが順番に変わっていって気持ちよく読めた。最終的な、感情的な落とし所を作るのは難しかったような気がする。とはいえこういう気持ちになればいいんだよねというのは伝わってくるのでそう読んだ。