外国人の男と女がそれぞれ銃を持って対峙している。白昼、周囲は灰色の瓦礫。とつぜん、男が笑い出す。ははは!おれのチンポに銃弾を打ち込むなんてな!アメリカ映画風のコミュニケーションで女も笑う。緊張は解けたようだった。実際男の肛門のあたりには銃弾が埋まっていた。

瓦礫に誰かいるのか、誰もいないのか、おそるおそる調査しているうちに、どこからともなく歌が聞こえてくる。相方が言う、ほら、だから耳を傾けなきゃって言ったでしょ。その歌のバーコード的表現かハッシュ値を取れば、知り合いだとわかった。乳母車のようなものに何かの機械?を載せている。やがて空から大きな滑空機が降りてくる、着陸の際に瓦礫で羽根をこすりながら。鉄パイプでできた骨組み。乗っているのは父親だ。そんなふうにして、だんだんと人が増えていった。